ネタバレ注意/シャニアニ感想

目次

シャイニーカラーズのアニメを劇場で第1~3章観たので感想を書きたい。ネタバレを含むのでこれからの人は読まないことを推奨。プラスのものもマイナスのものもあるが、普通そういうものだと思うのでそういうふうに書く。また、話数覚えるのが非常に苦手なので章ごとで書いてみる。

全体を通して

わりと好きな部類ではある。アイドルアニメにしては挑戦的で、実験コンテンツとしてのアイマスを感じた。

プラスの感想

  • ライブシーンがとても良かった。
    • 2話アンティーカ回を始め、1stライブも映像として良かった。
  • ユニットロゴが出るのは、覚えやすくていいと思う。
    • シン劇やミリアニもそんな感じだったので。
  • 細かい動きにこだわりを感じた。そういった細かい動きで表現するのはシャニマスらしいと思った。

マイナスの感想

  • アニメ作品だけで完結していないように思った。ゲームの補完が必要に思った。
    • 霧子がなにか引っかかってたところとか何も解決してないと思う。
  • 劇伴が終始暗かった。3章はちょっとマシになったが。
    • EDそれでいくの?
  • 特に3章はPや社長の存在感が薄かった。
    • はづきさんが何でもできるのでPがすべきことがあまりなかった?
  • 映画館によるかもしれないけど日常シーンの音響あんまり良くなかった気がする。

第1章

Pが真乃をスカウトする回とアンティーカ、アルスト、放クラ回。

2~4話は多分普通のアイドルアニメっぽかった。担当回がある、1話でほぼ完結している、EDが各ユニットのものになっている、…と言った感じに。EDがインストなのはそれはそれでよかった。2話で監督が強面なのに蓋を開けたら普通にいい人みたいな感じだったのは拍子抜けしたが、私がステレオタイプなアニメ表現に慣れすぎたのかもしれない。監督が偏屈なやつでアンティーカがそれと戦うみたいな話だと思ったら全然違った。アルスト回は目標を見つける重要なテーマだし、放クラ回はトラブルをみんなの力で解決するという「担当回」だった。おそらく一般的なアイドルアニメはこんな感じで、アイマスアニメの流れを観てる人からしたら想定されるアニメ化はこっちだと思う。

第2章

イルミネ回とW.I.N.G.回、1stライブ発表回。

全ユニットW.I.N.G.敗退するのはまあenza版でも最初は負けるものだし納得できる。例えばここでイルミネが優勝したらそこで話終わっちゃうし。むしろこの前デビューしたばかりのイルミネを出場させたり、ドキュメンタリーとして密着取材を売り込むPやるなあと感心したぐらいで、優勝に関わらず実を取りに行く有能Pだと思っていた。この時は。

ただBGMに違和感を覚え始めたのはここからで、W.I.N.G.敗退後の7話BGMを1stライブをアイドルに発表するところまで使い続けていてそんなお通夜状態のまま発表するなと思った。ピアノとストリングス縛りだとしてももっと「次の目標!」って感じにできると思うし、空気を払拭する発表じゃないのかと。さらにEDもBGMをそのまま流しているのでレクイエムかと思ったぐらいだった。

真乃にセンターにならないかというところで終わるのは(ありがちだが)いい引きだと思った。

第3章

ツバサグラビティのレコーディングや合宿回、1stライブ。最近観たので感想が長い。

はづきさんが来たら足組みを解く咲耶さんとかめっちゃ細かかったし、ソロ活動が多くなってやや寂しさが出ているのも(今回解決しないけど)今後の伏線的なものかもしれなくて良かった。霧子がなにか言いたそうなところとかは解決した印象がないけど、リアルな人間関係として解決してないが進んでいくみたいなことはあるだろうから実在性の一つなのかも。シャニPが急にミリPみたいなこと言い始めたのはちょっとおもしろかった。ところで社長「思うようにやってみろ」しか言ってなくない?

合宿回については、放クラがさる小に思い入れがあるのはわかるがアイマスアニメとしては民宿わかさを使ってほしかった。ミリアニはバックダンサー組がすでに泊まっている(ミリアニ時空がそうかよくわからないけど)とか、39人+Pが泊まれるかっていうのとかすでに忙しくて遠くの合宿所に集まれなさそうなのとかがあったが、16人+2で2泊3日できるなら民宿わかさにしてほしかった。ミリ以外の4ブランド色紙になるのを避けたんだろうか……合宿回の内容については、真乃がプールサイドに行くシーンこそPの出番だと思ったのだがなぜか自己解決したようだった。恋鐘の歌い方の指導もはづきさんがやっちゃうしPが運転手兼曲持ってくる人みたいな存在になっている。9, 10話でレッスン回続くのは1クールアニメとしてどうなのという感じもする。尺余ったからStW突っ込んだ感があるので、24分×12話のフォーマットにするのが間違いな気がしていた。ただBGMがいい感じのポップさになってきたのでそれは良かった。

ライブシーンはちゃんと別々の動きをしている感じがとても良かった。果穂のダンスがめっちゃ大きいとかも、16人に絞ったからできることだろうなと思った。観客はちょっとペンラの振り方おかしいなというところはあったけど、太陽キッスでちゃんとタオルを振っているところ、その中にタオルなくてペンラ振ってる人がいるところ、ペンラ光らせたまま下にぶら下げてる人がいるところなどリアルだった。MCで恋鐘がめっちゃ前に出たり、真乃の発言に合わせて照明落としたりするのもリアル感あるよね。

あと、シャニマスらしさとしては何もトラブルなく終わったのも良かった。これはトラブル起こしがちな他が悪いという意味ではなくエンタメではないシャニマスとして「らしい」と思った。実在性というやつか。

1stライブはライブタイトルからして現実の1stを再現しようとしているわけだが、それならツバサグラビティなしで振り切ってほしいところはあった。これ、観客からしたらアンティーカのパフォーマンスの後着替えられる程度の尺の映像を見せられて1曲だけ歌って引っ込んでアンコールで1曲というめっちゃ間延びした感じになっていて、そこで盛り下がってないか心配。ツバサグラビティで衣装増えたからそうなるのだし、別にOP曲を作中で使わなきゃいけないという縛りもないはずなので作中未披露でも良かったのではないか。また、真乃がセンター引き受けたもののセンターらしいことはあまりしていないというか、合宿で前にいるフォーメーションだったのに結局横並びなのでセンター感がなかった。円陣やMCはしてたけどね……

ライブ後のピクニックシーン、真乃だけ話し相手いないみたいな感じになってるのがちょっとイヤだった。話しながらふと見上げるとかでも良くない…?それに社長はどこ行ったのかと。

むすびに

ライブシーンはいいし、ドキュメンタリーとしてもいいと思うので、30分アニメ枠に囚われないほうがいいものになった気がする。尺の都合で変に延ばしたり掘り下げられなかったりするのがもったいなかった。4時間の映画アニメ(またはW.I.N.G.編と1stライブ編の2幕構成とか)にして、TVで放送したいなら特番でやる形が合っていたのかなという感想。それこそ40分ぐらい長尺でライブシーンやったらきっと相当面白いじゃないですか。でも30分アニメという枠がある限りそれができない。それがもったいない。まあTV放送したらCM入るけど。

良くも悪くも商業という感じがなくて、これで2期出来るなら結構お金持ってるんだなぁ(それか低予算で出来る)という感じ。

霧子のおまけ5コマよかったね。

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